ロックンロールの名付け親 7
少々話は前後しますが・・
マーチの王様として知られるスーザが残した言葉に、「人々が頭ではなく足を通して聞く限り、ジャズは生き残っていく」というような主旨のものがあるそうです。
そう、ロックンロール以前の音楽シーンの中心をになっていたジャズにしても、もともとは身体で楽しむための音楽、ダンスこミュージックでした。
ニューオリンズ周辺で爆発したホンキー・トンクにせよ、フォー・ビートを基調にしたビッグ・バンド・スウィングにせよ。
だからこそ、広く人々に愛されていきました。
けれども、1945年、第二次大戦が終わるころから、ジャズは徐々に複雑なものへと変わっていきます。
バド・パウエル、チャーリー・パーカー、デイジー・ガレスピーといった意識的なジャズ・ミュージシャンたちが革新的な方法論を提示したのをキッカケに、ジャズには複雑なハーモニーや、難解なパッセージが必要不可欠なものになり始めました。
ビー・パップ、あるいはクール。
ジャズにそうした方法論が取り込まれたときから、踊るための音楽から、耳で、頭で聞くための音楽へとジャズは変質します。