ロックンロールの名付け親 6
ある日、その番組のスポンサーである地元一の大レコード店を訪れたフリードは、白人のティーンエイジャーたちが黒人のリズム&ブルース(R&B)のレコードを買っている光景を目撃します。
それをキッカケに自分の番組でより多くのR&Bをかける決心をし、1952年、番組タイトルを『ザ・ムーンドッグ・ロックンロール・ハウス・パーティ』と変更。
"リズム&ブルース"とうたわずに、わざわざ"ロックンロール"という新語を考案したのは、なんと、フリードの迷いが原因だったといいます。
自分の番組で黒人のレコードをかけることが果たして白人マーケットから好意的に受けとめてもらえるかどうか、フリードも最初のうちは自信が持てなかったようです。
そこで、当時アメリカ中のラジオ局からはじけだそうとしていた新しい音楽を、とりあえず「ロックンロール」と呼ぶことにしました。
が、やがて、その迷いも取り越し苦労だったことがわかります。
若い白人リスナーからの反応も良好。
ブリードの迷いから誕生した「ロックンロール」という言葉が、このときから一人歩きを始めます。